・選び方:既設と同じ「換気室数(1室・2室・3室)」と電圧(100V/200V)を選ぶのが基本
・代表型番:1室=BS-161H-2 / 2室=BS-132HM-1 / 3室=BS-133HM-1
・費用目安:本体+工事 7〜15万円、工事時間 2〜4時間
・すぐ見積:型番・設置写真があれば概算OK → 浴室暖房乾燥機の見積もりはこちら
こんにちは。棟梁ドットコムのWeb担当 あづさです。
お風呂を快適に保つために最近人気が高まっている浴室暖房乾燥機。どんな機種があるのかな?と検索してみるとだいたいシェアナンバーワンとして名前が挙がってくるのがMAXというメーカー。
今回はそのMAXの浴室暖房乾燥機の特長や商品ラインナップについて紹介したいと思います!
故障や不具合などで交換を検討をされている方は参考にしてみてください。
マックス(MAX)はどんなメーカー?
MAXはホッチキスなどの文具やオフィス用品をはじめ建築・建設工具、農業器具、食品包装機械なども作っているメーカーです。
公式サイトで紹介されている沿革によると、2000年に浴室暖房換気乾燥機メーカーであるシンワハイテクグループ2社を買収し、住環境機器事業に進出。2010年には中国に浴室暖房換気乾燥機の生産を目的とする会社を設立し、2019年には電気式浴室暖房・換気・乾燥機の製造・販売でトップシェア(シェア約54%)となり、現在も電気式浴室暖房乾燥機シェア国内トップの一大メーカーとなっています。
MAX商品といえば「ドライファン」の名前が知られていると思うのですが、ドライファンにはSHARPが開発した、空気中に浮遊する菌やウイルスの作用を抑制するというプラズマクラスター技術を搭載した機種もあります。
さらに、MAXはヒートショック対策等の観点から高齢者宅をターゲットにしたリフォーム提案に力を入れているため施工性が高く、システムバスでない在来工法のお風呂で、他のメーカーでは設置できないような場所でもMAX製品なら設置できることもあるのです。
MAX商品の特長はこのように高性能、高施工性、お求めやすいお値段の3拍子揃っていてさすがシェア1位!と納得です。

マックスの浴室暖房換気乾燥機の選び方
浴室暖房乾燥機、何を基準に機種を選べば良いのか迷いますよね。
浴室乾燥暖房機の選択基準は「換気室数」と「付加機能」になります。
選び方のポイント
まず換気室数ですが、お住まいの通気口がどのように通っているかで決まります。例えば「お風呂だけじゃなくてトイレも温めたいから2室換気にしよう」というような選び方はできないのです。
また、換気室数を変えての機器交換はできず、現状と同じ換気室数に対応した商品を選ぶ必要がありますので、まずは換気室数の確認をお忘れなく!
ちなみにこれはMAXの製品に限らず、どの製品にも共通です。
次はやはり機能でしょうか。MAXの浴室暖房乾燥機はすべて換気・乾燥・暖房・涼風・24時間換気という機能を備えていますので、パワフルな200Vタイプにするか、あるいはプラズマクラスター搭載機にしてカビやニオイの抑制を求めたいのか、浴室暖房乾燥機をどういった目的で使いたいのかというご要望に近いものを選ぶといいと思います。

1室換気とは?
浴室のみを換気をする機種が1室換気といわれる機種です。一般的に戸建ては、脱衣所(洗面所)やトイレには浴室とは別に換気扇が設置されている、あるいはなにも設置されていない、という1室換気であることがほとんどです。
BS-161H-2 / BS-161H-CX-2
省エネなDCモーター搭載の両機種。「プラズマクラスター」を搭載のBS-161H-CX-2は、プラズマクラスターイオンにより、衣類の静電気を抑え、花粉付着抑制効果も期待できるとのことなので、静電気が気になる秋冬・花粉が気になる春先にも重宝しそう。
BS-161H-2は同じく省エネなDCモーター搭載でしっかり基本性能は備えていながら、プラズマクラスターは搭載していないお手頃機種。
どちらも施工性の高さも魅力的です。
2室換気とは?
2室換気とは浴室と脱衣洗面所もしくはトイレなど浴室+1室の計2室の換気をする機種。マンションの場合は、この2室換気もしくは次に紹介する3室換気の可能性もありますので、まずはしっかりチェックを。
BS-132HM-1 / BS-132HM-CX-1
MAXが「施工しやすい」に細部までこだわった機種。 浴室暖房・換気・乾燥機の便利な機能 「浴室暖房・換気・乾燥機」と「洗面室暖房機」の暖房で、ヒートショック事故のリスクも低減します。
こちらも型番に「CX」の文字がある方は、「プラズマクラスター」も搭載しています。
3室換気とは?
浴室と脱衣洗面所とトイレなどの浴室+2室の換気をする機種が3室換気の機種です。
BS-133HM-1 / BS-133HM-CX-1
こちらもMAXが「施工しやすい」に細部までこだわった3室換気の機種。 浴室暖房・換気・乾燥機の便利な機能 「浴室暖房・換気・乾燥機」と「洗面室暖房機」の暖房で、ヒートショック事故のリスクも低減します。
こちらも型番に「CX」の文字がある方は、浴室内の空気を清潔に保つ「プラズマクラスター」搭載タイプ。
100Vと200Vの違い
MAXの製品でほぼ換気室数や機能は同じなのに、下の図のように型番に違いがあるものがあります。

これは、「100V」か「200V」ということを表しており、電圧の高い200Vの方がハイパワーということ。200V機なら100V機よりも速暖・速乾が期待できます。
でも電気代お高いんでしょ?て思っちゃうところですが、MAXが紹介している次の比較表を参考にして下さい。多少時間当たりの電気代が上がったとしてもハイパワーなので、稼働時間が短くなるため、結果的には電気代は大差ないという結果が出ています。

ただし、200Vタイプは、100Vタイプに比べ、浴室乾燥暖房機本体が多少お高くなるという点に気をつけましょう。
プラズマクラスター搭載について
「プラズマクラスター」とは、シャープの登録商標然の力を応用した作用抑制メカニズム。プラズマクラスターイオンは空気中に浮遊する菌などの表面でプラスイオン(H+)とマイナスイオン(O₂−)が結合し、OHラジカルに変化します。非常に酸化力の強いOHラジカルは、主にたんぱく質で構成されているカビ菌や菌などの表面から水素原子(H)を素早く奪い取ることで、その作用を抑制。OHラジカルは奪い取った水素原子(H)と結合し、反応後は速やかに水(H₂O)となって空気中に戻ります。また、プラズマクラスターは「+」と「ー」両方の静電気を除去できるので、花粉や微小な粒子が壁などへ付着することも抑制します。
MAXのプラズマクラスター搭載機種は換気と乾燥の各機能でプラズマクラスターイオンを放出し、カビ菌などの作用を抑制します。
プラズマクラスター技術搭載商品は、商品名に「CX」が入っているので要チェック!
人気型番と特徴(早見表)
換気室数 | 電圧 | 代表型番 | 特徴 | 目安価格 |
---|---|---|---|---|
1室 | 100V | BS-161H-2 / CX | 浴室 | 約7万円〜 |
1室 | 200V | BS-261H-2 / CX | 速暖・速乾 | 約9万円〜 |
2室 | 100V | BS-132HM / CX | 浴室+洗面 | 約7〜10万円 |
3室 | 100V | BS-133HM / CX | 浴室+洗面+トイレ | 約7〜13万円 |
※価格は記事作成時点の概算。最新は商品ページや見積もりでご確認ください。
故障や不具合が発生した場合はどうする?
電源がつかない・操作ボタンが効かない、稼働時に異音がする、以前に比べ洗濯物が乾きにくくなった、同じく以前に比べ温まりが鈍くなったり風量が少なくなった…などの不具合時には修理や交換を検討することになります。
修理か?交換か?を判断する目安は、一般的に寿命だと考えられている10年を過ぎているかどうかを基準にすることをお勧めします。
交換や入れ替えはどこに頼めばいい?
故障の際は、メーカーや購入したお店に問い合わせることが多いと思うのですが、交換の場合は、基本的にメーカーさんは対応してくれません。購入したお店だったら交換の対応もしてくれるかもしれませんが、最初に購入したのが10年前だとすると、状況はずいぶん変わっています。
具体的には、10年前に比べると浴室乾燥暖房機交換を専門にやっている交換専門業者が増えており、サービス内容もとても良くなっています。
修理ではなく交換をご検討の場合は、交換専門業者を第一候補に考えても良いのではないでしょうか?
- 交換費用はいくらぐらい?
- 一般的な目安は本体+工事で7〜15万円です(現場条件により変動します)。
- 工事時間はどれくらい?
- 目安は2〜4時間です。電源工事や開口加工の有無によって前後します。
- 1室/2室/3室の違いは?
- 気する部屋数の違いです。原則は既設と同じ室数を選びます。
- 100Vと200Vはどちらが良い?
- 200Vはハイパワーで速暖・速乾が期待できます。使用時間が短くなるため、電気代が大きく増えないケースもあります。
- プラズマクラスター搭載機の違いは?
- CX型番はプラズマクラスター機能を搭載し、菌やニオイの抑制、静電気低減に役立ちます。

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