キッチン設備のリフォームや交換を考えるとき、レンジフード選びはとても重要です。その中でも、国内メーカーである 渡辺製作所は、知る人ぞ知るメーカーというイメージでしたが、国内製造の品質とシンプルさが評価され、近年人気が高まっています。
実は、ガス機器メーカーとして有名な パロマへのOEM供給 を行っていることでも知られ、その品質や設計力は業界内でも高く評価されています。
渡辺製作所はもともと「板金加工」を中心として創業した「金属加工・板金加工の技術力・製造ノウハウ」を持つ企業で、パロマのブランド力と、渡辺製作所の「シンプルで使いやすい」堅実なものづくり力が組み合わさっているため、迷ったらまず候補に入れておきたいメーカーといえます。
渡辺製作所のレンジフードが人気の理由
- 金属加工・板金加工のプロ
- シンプルで直感的な操作性
- 国内メーカーならではの安心感とサポート体制
これらが人気の理由として挙げられます。
レンジフード交換を検討中の皆さんのお悩み
レンジフードを探している人の多くが、次のようなお悩みを抱えていると耳にします。
そもそもレンジフードの交換機種ってどう選ぶの?費用は?
- 今使っている機種の 後継機種 の調べ方は?
- 60/75/90cm のどれを選ぶべき?
- 本体の価格は?
- 工事費 はどのくらい?追加費用のありなしは?
たしかにレンジフードの交換は日常的な買い物ではないため、不安要素もいろいろとありますよね!でもこのコラムで基本情報を把握しておくだけでも安心感が大きく変わります。
後継機種の調べ方、レンジフードの幅の決め方、本体価格や工事費の目安などはこのコラムの後半で紹介していますので、読んでみてくださいね。
レンジフード機種選定のとき気になる点は?
実際に機種の検討を始め商品レビューなどを目にするようになると、製品に関してもいろいろと気になる点が出てくるのではないでしょうか。
- 静音性・・・毎日の料理で使うからこそ、音が静かなのは大きなメリット
- 省エネ性能・・・ほぼ毎日そして長年使う家電なので、電気代は抑えたい
- 掃除のしやすさ・・・油汚れが付きやすいからこそ面倒なお手入れは避けたい
- 見た目・・・キッチンの印象を大きく左右するので見た目は良いに越したことはないです(笑)
実は、渡辺製作所のレンジフードは、こうしたニーズにもバランスよく応えてくれる点が魅力なのです。
渡辺製作所のレンジフードについて詳しく見ていきましょう!
渡辺製作所レンジフードの主な特徴
1. 掃除しやすい構造
フィルターレス構造や、取り外しが簡単な整流板など、日頃の清掃負担を軽くする設計が徹底されています。油汚れは溜まる前にサッと拭ける構造が重要です。
2. シンプルでわかりやすい操作
必要以上に複雑な機能を持たず、直感的なボタン配置が特徴。ご高齢の方にも扱いやすいシンプルさが支持されています。
3. サイズ・シリーズのバリエーション豊富
60cm・75cm・90cmの間口サイズはもちろん、スリム型、ブーツ型など幅広いラインナップが揃っています。戸建・マンションどちらにも導入しやすい汎用性も魅力です。
4. 長く使える耐久性
国内メーカーらしい堅実な造りで、壊れにくく安定性のあるモーターや構造が採用されており、故障が少ないと評判。長く使いたい方にはぴったりです。
必見!レンジフードの交換機種の選び方
後継機種の調べ方、レンジフードの幅の決め方などレンジフード交換の際の、機種の選び方を項目ごとに説明します。
形状
- スリム型:見た目すっきり・掃除しやすい/アイランドキッチンやオープンキッチンにも
- ブーツ型: 油煙捕集力が高い・コスパが良い/壁付けキッチン向き
- フラット型:デザイン性が高い・内部構造が複雑なことも/天井が低いキッチン
スリム型はデザインや清掃性を重視する家庭に最適。
ブーツ型はコスト重視の方におすすめ。また部品も単純で扱いやすいですし、戸建て・築年数のある住宅での交換に適しています。
フラット型は圧迫感が少なく、ミニマルデザインなので、天井の低い住宅にもおすすめ。
いずれの形状でもお手入れ性の高さからフィルターレスタイプがおすすめです。
間口サイズ
一般的な幅は 60cm・75cm・90cm。
コンロ幅に合わせて選ぶのが基本です。
コンロとの連動
レンジフードとコンロの連動は、点火と同時にコンロから信号が発信され、レンジフードの自動換気が始まり、消化後もしばらく運転を続けて煙や臭いを効率的に排出してから自動停止する仕組み。操作の手間が減り、省エネや安全性の向上にもつながるので、できればコンロ連動の機種を選びたいところ。
この信号のやり取りの多くは赤外線信号で行われています。ただしメーカーや機種によっては赤外線の「NECフォーマット」などの通信方式が合わないと連動しない場合があるため、交換時は同時検討・確認が重要です。
ダクト位置・設置条件
天井、横抜き、後ろ抜きなど、ダクトの向きに注意。既存の設置状況によってはモデル選びが限られることがあります。
また交換できると思っても、ダクト位置が合わないと工事が大掛かりになります。必ず事前チェックを。
後継機種の調べ方
先に述べたいろいろな点に関して後継機種があるなら、一番楽ですよね(笑)。
後継機種を調べるにはまず現在の型番を調べましょう。
一般的に、レンジフード内部のシール部分や整流板裏に記載されています。照明の近くもチェックすると見つかりやすいです。
基本的に「サイズ・形状が同じでシリーズが新しくなったもの」が後継になります。型番の末尾が変わるだけで性能がほぼ共通のことも多いです。
他社製品から渡辺製作所のレンジフードへ交換を検討の場合
高さが変わる、ダクトの位置が合わないことがある、壁や下地の補強が必要になる場合があるなど追加費用が発生しやすいポイントがあるため要注意です。
不安がある場合は、プロの現地調査を事前に受けておくと安心です。
レンジフード交換工事で気をつけるポイント
1. 既存サイズの計測
幅、高さ、奥行きが合わないと交換できません。数mmのズレが設置不可につながることも…。
2. 下地や壁の状況
古い住宅でビスが効かない場合など、補強が必要なケースもあります。
3. ダクトの向き
横排気・上排気で対応機種が異なるので要注意。
4. 既存機の撤去
油汚れが多いほど手間がかかり、作業時間が延びることがあります。
5. 電源位置
差込口の位置によっては延長や移設が必要になるケースも。
補足. DIYでできない?
配線、ダクト接続、重量物の取り扱いなど、なかなか難易度の高い作業です…。また少しのずれで吸い込みが悪くなったり、騒音が出たりといったトラブルにつながりやすいため、専門業者に依頼するのがおすすめです。
本体+工事費の費用相場はいくら?
本体価格
渡辺製作所の場合、
- スリム型:4~10万円前後
- ブーツ型:3~8万円前後
工事費用
工事費はだいたい2.5〜4万円が一般的で、内訳はこんな感じです。
- 既存レンジフードの取り外し
- 新しい本体の取り付け
- ダクト・配線の接続
- 廃材処分
本体代+工事費で、合計 7万〜18万円 くらいに落ち着くことが多いようです。
古いタイプからの交換だと工事費が上がることも
ダクト径が特殊で位置調整が必要だったり、下地補強や補修が必要だったり、油汚れがひどくて撤去作業に手間取ったり、工事費用に追加が発生する可能性があります。
よくある質問
- 渡辺製作所と他メーカーとの違いは?
- 渡辺製作所は安心の国内メーカーで、「シンプルさ」「掃除のしやすさ」「価格のバランス」が優秀。主張しすぎないデザインも好まれています。
- 交換のタイミングは何年?
- 一般的に 10~15年 が目安。異音や吸い込みの低下がみられるようになってきたら交換のサイン。
- 掃除の頻度は?
- 整流板は 月1回程度、内部は 半年~年1回 を目安に。
まとめ:失敗しないレンジフード選びのポイント
- ご家庭での優先順位(掃除のしやすさ、価格、デザインなど)を整理する
- 型番・サイズ・ダクト位置などの現状を把握
- 工事業者選びが仕上がりに大きく影響する
渡辺製作所は、初めての交換でも使いやすく、価格と品質のバランスが良いメーカーです。あなたのキッチン環境に合った最適な1台を選んでみてください。

