こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。
使いたいときにすぐ温かいお湯を供給してくれるガス給湯器。お風呂やシャワーはもちろん、洗面所や台所で日々していることだと思います。今回はそのようなガス給湯器を新しく設置、または交換する場合にどのような点に気をつけて機種選びをしたら良いのかを考えてみましょう!
ガス給湯器のメリット
給湯器といえば、電気を使ってお湯を沸かすエコキュートと、ガスを使ってお湯を沸かすガス給湯器で迷われる方もいらっしゃるかもしれません。それぞれ良い所がありますので、まずはガス給湯器のおすすめポイントをまとめてお伝えします!
まずはなんと言っても設備にかかる初期の費用がお得!気軽に給湯器を設置したいならガス給湯器はぴったりです。
家族で生活時間帯がバラバラだったり、頻繁にシャワーを使うようなご家庭の場合はガス給湯器が安心できるかもしれません。ただ、機種によっては複数箇所で同時に使うと温度などに制限がある場合もあるので、事前に性能の確認は必要です。
そして、貯水タンクなどの設備がないため、機器を設置するのに広い場所を必要としないのもありがたいですよね。設置する場所によっては「せっかくこだわった外観に機器の存在感がちょっと・・・」ということもあるので、コンパクトな見た目で働き者ということは給湯器を選ぶ上で大きなメリットのひとつでしょう。また、ガス給湯器は「水道水を沸かして、蛇口から出す」という仕組みですから、シャワーなどの水圧も水道と同じレベルで、飲用ももちろんOK!
さらに気になるガス代も各メーカーが提供しているより効率的にお湯を沸かす「エコジョーズ」の機種を選べば、お得になります。
ガス給湯器のメーカー
ガス給湯器メーカーで主だったものは以下の通りです。
- リンナイ
- ノーリツ
- パロマ
- パーパス
2014年のリフォーム産業新聞の調べによると、メーカー別のシェアとしては、リンナイが41%、ノーリツが36%、その他のメーカーが23%という形となっているようです。
近年のデータではエコジョーズに限って見ると、ノーリツがリンナイと同率に並び第3位にはパロマが約20%弱と迫ってきていることがわかります。
各メーカー切磋琢磨して良い商品がどんどん出てきているということかもしれませんね!
ちなみに2021年1月の価格ドットコム住宅設備・リフォーム部門のエコジョーズ売れ筋ランキングでは、1位の商品はノーリツのエコジョーズ フルオート GT-C2462AWX BL 24号 [都市ガス]、2位は同じくリンナイのエコジョーズ オート RUF-E2406SAW 24号 [都市ガス]、3位は再びノーリツのエコジョーズ オート GT-C2462SAWX BL 24号 [都市ガス]、この調子で約20位くらいまでリンナイとノーリツの機種が並びます。18位にはパロマBRIGHTS エコジョーズ オート FH-E208AWL 20号 [都市ガス]が入り、この後はパロマもちらほら名前が出始めるという結果でした。
売れ筋ランキングは以上のような結果でしたが、国内のガス給湯器は基本的にどのメーカーのものも高品質で、どこを選んだとしても、性能や機能、故障のリスクや耐用年数などに大きな差のでない商品のひとつといわれています。それゆえ逆に選びづらいという声も聞こえてきそうですので、以下に各メーカーの特徴をまとめてみました!少しでも参考になればうれしいです。
それぞれのメーカーの特徴など
リンナイ
【特徴】
- 給湯器トップシェア
- 部品の一つ一つまで徹底した国内生産&品質管理
ノーリツ
【特徴】
- 入浴見まもり機能やUV除菌機能などサポート機能が充実
- 高い省エネ性能で環境省のエコファースト制度に認定
パロマ
【特徴】
- 業界内では最も歴史あるメーカー
- デザイン性に配慮
- スタイリッシュなリモコンはグッドデザイン賞を受賞
パーパス
【特徴】
- 国内で初めてエコジョーズを開発
- 「半身浴モード」などのユニークな機能
- 井戸水に対応した給湯器を開発
メーカー共通のイチオシ機能
メーカーの括りなく、ガス給湯器についているとうれしいいくつかの機能についてご紹介します。「お!この機能いいな!」と思うものがあったら、業者さんやメーカーカタログなどを確認して対応機種を選びましょう!
①Q機能
シャワーでかかり湯をしてしばらく湯船につかった後、体を洗おうと再びシャワーを出したりしたときに、最初は熱いお湯が出て、続いて冷たい水が出てきてびっくりするという目にあったことありませんか?これを「冷却サンドイッチ現象」といいます。「Q機能」は、そういった再出湯直後のお湯の温度差を最小限に抑え、断続使用時でも快適にご利用いただくための機能。
②マイクロバブルバス機能
「マイクロバブル機能」とは、微細な気泡がお湯とともに噴出する機能のこと。浴槽内に気泡を含んだお湯の流れを生み出し、いつもあたたかいお湯でお肌を包みます。皮膚表面のぬるくなったお湯を取り除くことで温浴効果を保ち、手足の先まで血の巡りをキープ、カラダの芯まであたたまることができます。
③配管クリーン機能
浴槽から排水するときに、新しいお湯を配管に自動的に流すことで、配管内の汚れを洗い流す機能です。入浴剤を使っている方や追い炊きをよく使っている方にはとても嬉しい機能ですよね!
ガス給湯器の選び方
さて、先ほどガス給湯器はその機能面では各メーカーに大きく差が出ないほど、すべての国内メーカーの商品が高水準であるといいましたが、ではいったい何を基準にガス給湯器を選べばいいの?とお困りの皆さんのためにガス給湯器を選ぶ基本ポイントをご紹介します!
①給湯器の設置場所(戸建てorマンション)
戸建てか集合住宅か、またガス給湯器を設置する場所は屋外か屋内かなど確認してください。交換の場合は現在の状況を伝えることで、業者さんからも「ではこのような機種が当てはまります。」というアドバイスをもらえます。
②機能
ガス給湯器は大きく分けると給湯専用のものと、お風呂の湯はりなどもできるふろ給湯器、そしてさらに暖房機能も備えた給湯暖房熱源機の3つのタイプに分けることができます。
③メーカー
次にメーカーですが、リンナイとノーリツ、そしてパロマがガス給湯器の人気です。ただ、交換の場合は使い慣れたこれまでと同じメーカーのものを選ぶのもありだと思います。新設する場合は、リモコンや本体のデザインや操作性、そしてお値段などが決め手になるのではないでしょうか。
④号数
号数とは、水温+25℃のお湯が、1分間にそれだけ出るかということを表した数値で、全メーカー全機種共通の指標です。1分間に24リットルお湯を出せれば24号ということ。型番の最初のアルファベットに続く数字が号数を表しています。
※例えばリンナイガス給湯器「RUX-A2013W」の場合は、20号です。
ちなみに目安としては単身世帯なら16号、2人家族であれば20号程度、4人家族であれば24号程度が最適と言われています。
ちなみに我が家は3人家族でリンナイの給湯専用機で号数は20号を使っていますが、食器は食洗器で洗っているため同時に2か所以上でお湯を使う機会が少ないため、水圧が弱いと感じることはほぼありません。
⑤オートorフルオート
フルオートタイプは水位センサーで湯量を管理しており、湯はり・追い炊き・保温、たし湯までを全自動でやってくれるというもの。
対してオート(セミオート)タイプは湯はり・追い焚き・保温までを基本的に自動で行なってくれるタイプ。入浴スタイルやご予算に応じて最適なタイプを選んでください。
⑥エコジョーズ商品にするか
エコジョーズとは少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器に付けられている全社共通で使われているニックネームのようなものです。(正式には東京ガスさんの登録商標)
エコジョーズ機種はガスの消費量が少なく済むので、環境にやさしく、ガス料金の節約にもつながります。
デザイン・お値段に加えてこれら6つのポイントから、ぴったりのガス給湯器をみつけてください!もちろん、決められない場合は業者さんにアドバイスをもらったり、おすすめの機種やキャンペーン対象の機種にしてみるのも良いと思いますよ!