ガスコンロからIHクッキングヒータへの交換ってできるの?

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。

リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。

これまでも度々、わたしのコンロに関する「迷い」についてお話したことがありますが、今回は少し具体的にビルトインガスコンロからIHクッキングヒータへ交換した時にわからなかったことと、調べてわかったことをご紹介します。

現在ビルトインガスコンロを使っているお宅で、IHクッキングヒータに交換するときって、いったいどんな工事が必要になるのか?キッチンごと何か変えなければいけないのか?そもそもそんなこと可能なのか?と素朴な疑問がわいてきませんか?

わたしは頭の中がハテナだらけになりました(笑)。それでは疑問をひとつひとつつぶしていきましょう!

そもそもガスコンロからIHクッキングヒータへの交換は可能?

はい。可能です!

どちらも天板のサイズは60㎝・75㎝などの大きさの違いがあるのですが、本体部分は天板サイズとは関係なくガスコンロもIHクッキングヒーターもほぼ60㎝。例えば天板75㎝のビルトインガスコンロを設置していたキッチンに、天板60㎝のIHコンロを設置しなおすというようなこともできるんです。

ただ基本的に「ビルトインガスコンロ」は「ビルトインIHクッキングヒーター」にしか交換できません。据え置き型のガスコンロをご使用の場合はご注意ください!

どんな工事が必要になるの?

まず、ガスコンロを取り外してIHクッキングヒーターを設置する基本工事が必要です。その他に、使わなくなるガス栓の閉栓作業・分電盤(電気ブレーカー)からIHクッキングヒーター専用回路(200V)配線作業が必要です。また分電盤に空きがない場合も別途工事が必要になることもあるようなので、ビルトインガスコンロ→ビルトインガスコンロへの交換よりは、明らかに複雑な工事になることは覚悟しておいた方が良さそう。

工事費用はどのくらい?

ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する場合、絶対必要になる交換設置工事が2万円程度。ガス閉栓が5千円程度で、200vの電源を設置する工事が3~4万円程度のようです。これまでガスコンロを使用していたお宅の場合は、キッチンにIHクッキングヒーター用の200vのコンセントがあることはまれかな?と思いますので、ビルトインガスコンロ→IHクッキングヒーターは5~7万円程度の工事費用を想定しておいた方が良さそうですね!

ちなみにビルトインガスコンロ→ビルトインガスコンロの交換工事はいずれも2万円程度なので、ビルトインコンロ→IHクッキングヒーターのケースはやはり工事費も少しアップすることを理解しておきましょう。

事前に何をチェックしておいたらいい?

ブレーカーのアンペア数、IHクッキングヒータ用のブレーカーがあるかないか、現在のコンロの下は収納かそれともオーブンか、分電盤はどこにあるか、どういった機種に交換したいか・・・など、事前にわかっていれば、より細かい見積もりを出してもらうこともできると思いますが、現地をプロの目で確認してもらった方が絶対に確実です!より正確な費用を知りたい場合は「見積無料」となっている専門業者さんに事前に確認してもらうことをおすすめします。

工事はどこに頼めばいいの?

ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する場合は、ガス・電気などの専門工事が必要になりますので、必ず専門の業者さんにお任せしましょう。交換工事を頼むと、本体もお得にゲットできるように価格設定をされている専門業者さんも多いので、リサーチしてみてくださいね。

IHクッキングヒーターにするメリット

ビルトインガスコンロ→ビルトインガスコンロだと簡単で安いのに、なぜわざわざ(笑)IHクッキングヒーターに交換するのか?IHクッキングヒーターの魅力をまとめてみました!

①安全性が高い

IHクッキングヒーターは火を使わないため、安全性が高いです。機種によっては、安全機能や自動OFF機能などが付いているものがありますし、チャイルドロックが付いているものもあります。

②お手入れがしやすい

IHクッキングヒーターは、ゴトクがなく天板がフラットですので、お手入れがとても楽です。焦げ付きがしにくく、油などが飛び散ることも少ないため、汚れにくいのも特長です。

③火力が強い場合が多い

この点は、わたしにとっては「目からウロコ」だったのですが、実はIHクッキングヒーターは、ガスコンロと比べて火力が強いものが多く、効率の良い素早い加熱が特徴で、火力を必要とする料理を作るのに向いています。

④調理熱が気温に影響しにくい

鍋底が接地面に密着して熱が伝わりやすく逃げにくいことから、熱効率が約80~90パーセントと高く、夏場など調理中に部屋が暑くなりにくいです。

⑤ガス漏れ・中毒の心配がない

IHクッキングヒーターは電気による熱であるため、有毒なガスが漏れる心配はありません。また火を燃やさないので二酸化炭素も発生せず、空気をきれいに保てます。

⑥省エネ&経済的

火力が強いうえに効率的な加熱を行ない、自動的に出力を制御する仕組みがついたものが多いので結果的に省エネで経済的という声もあります。

ガスコンロからIHクッキングヒーターへ交換するデメリット

これだけだと「メリットばっかり!」という気がしますが、もちろん多少のデメリットもあります。

まず一つ目はすべての調理具が使えるわけではないという点。たとえば土鍋などは基本的に使用できません。

そしてコンロから調理具を離して使用することができないため、たとえばチャーハンの「あおり」などには向いていません。ただし、最新の上位機種はこの弱点を克服するべくあおりのあとにコンロに戻したフライパンを高速で温め直す機能を備えたものなどもあります!

最後に、ガスコンロから交換して初めてIHクッキングヒーターを使うケースなどでは特に、IHクッキングヒーターの特性を良く知り、使い方をきちんと把握する必要があるということです。使用方法を正しく守らないと、思わぬ事故につながる可能性もありますので、気を付けてください。

また本体価格がガスコンロより多少高めになることが多いのも気を付けておきたいポイントのひとつです。

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