エコキュート交換時に知っておきたい 費用や業者選びガイド

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。  

リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。

エコキュートの寿命と交換時期の目安はどれぐらい?

エコキュートの故障で、急にお風呂が使えなくなるなどの事態にならないようにエコキュートの基本的な製品寿命や交換の目安などを知っておきましょう。

エコキュートの寿命、耐用年数はどれぐらいか

エコキュートの寿命は基本的には10年程度が交換の目安と言われています。ただ精密部分が多いため使い方によっては10年よりも早い段階で不具合が出ることもありますし、逆にこまめなメンテナンスを行なうことにより多少寿命より長く使うことができる場合もあります。

修理、交換の判断について

10年〜15年前にエコキュートを導入したお宅で、故障などの問題が発生した場合は、修理ではなく交換を念頭においた方が良いと思います。

なぜなら有料延長保証でも最長10年を目安にしているメーカーがほとんどであり、10年を超すと交換用の部品などが無くなっている可能性があるため、修理にとても時間がかかることもありますし、一般的な耐用年数と言われている10年を超えると故障の頻度も高くなっていく可能性があるからです。

修理のメリット

エコキュートを修理する場合、故障した箇所・症状・交換するパーツによって、修理費用は大きく変わります。

例えば三菱のエコキュートのサイトには修理費用目安が載っていますが(下図参照)、軽微なものだと数万円の修理ですが、高いものでは20万円弱となっています。
エコキュートを導入して間もない保証期間中の修理であれば、無料で対応してもらえることもありますので、保証期間内であれば修理の方が安く済む可能性もあります。

ただし、保証期間を過ぎた後は、見積もりのみでキャンセルした場合も、出張料や見積料がかかるため要注意!

交換のメリット

延長保証を行なってない場合や保証期間を過ぎている場合、修理は10万円以上の費用がかかるケースも多く、積み重ねれば新機種代を超えてしまうことも…。

何度もそのような修理をお願いするよりは、思い切って最新の機種に交換したほうがコストパフォーマンスが良いことになります。

ではエコキュートを交換する場合、だいたい費用はどのくらいかかるのでしょうか?

事前に確認しておきたい費用の相場について

工事費用を含めたエコキュート交換の費用相場

2022年11月現在の交換業者さんによるエコキュートの交換費用はだいたい以下のような感じです。

  • エコキュート本体費用 ・・・ 20~50万円
  • 取り換え工事(処分費込み) ・・・ 15~30万円
  • 総額 ・・・ 35~80万円

最近はエコキュート本体も草創期に比べお手頃になってきたので、予算としては50万円くらいを想定しておけば良さそうです。

なるべく安く行うにはどうすればいい?

エコキュート交換工事をできるだけ安く実現するには、ネットショッピングでエコキュート本体を安く購入し、交換・取り付け工事を請け負ってくれる専門業者さんを探す方法がよいのではないでしょうか。

また、交換工事専門業者さんの中には、ご自身で機種を選ぶのが面倒という方のために機種と工事のセットプランがあり、この場合は機種代もかなりお得なケースが多いので要チェックです!

失敗しないエコキュートの選び方

エコキュートの交換を行う場合、いったい何を基準にどのようなタイプを選べばいいのでしょうか?

主要エコキュートメーカーの特徴 から選ぶ

エコキュートの交換を行う場合、いったい何を基準にどのようなタイプを選べばいいのでしょうか?現在、エコキュートの主なメーカーは、三菱・東芝・パナソニック・ダイキン・コロナなど。

それぞれのメーカーの特徴からご自宅に合うエコキュートを選びましょう。

エコキュートの主要メーカーシェアについて

2014年のリフォーム産業新聞によると、エコキュートのメーカーシェアは、パナソニックが3割のトップシェア。三菱電機が25%を確保、ダイキン工業もシェア20%で、コロナが15%と続く…とまとめられていますが、約10年前の記事なので、現状には多少変化があるかもしれません。

ただ、昨年まとめられた、あるエコキュート交換専門業者さんの実績でも、三菱・パナソニック・ダイキン・コロナの順のようですので、4強は相変わらずのシェアを誇っているようです。

三菱製エコキュートの特徴

国内シェアの高い三菱。きれいなお湯への徹底したこだわり「キラリユキープPLUS」。栓を抜くとマイクロバブルの泡が、配管内に付着した汚れを吸着して落とす「バブルおそうじ」。湯冷めしにくく、お肌にうるおいをプラスしてくれる「ホットあわー」などが三菱エコキュートの特徴的な機能です。

東芝製エコキュートの特徴

細菌の細胞に吸着し、増殖を抑え、高い除菌・防臭効果を発揮する「銀イオンの湯」、使いやすさと美しさを両立し、光と声で次の操作を案内する「光タッチリモコン」、高い省エネ効果を誇るアシスト保温などが特徴です。各部に関して5年間の保証が標準なのも要チェック。

コロナ製エコキュートの特徴

外出先からのお湯はりやお風呂予約、入浴状況を確認できる独自のホームアプリと連動したエコキュートがあります。遠隔地のエコキュートも確認できるので、おじいちゃんおばあちゃんの安否確認にも。エコキュート開発の先駆者として基本性能に優れた製品が豊富。

ダイキン製エコキュートの特徴

エアコンの圧倒的シェアを誇るダイキン社のヒートポンプ技術を活用したエコキュートが特徴。美容対策などにおすすめの「マイクロバブル入浴」、毎日爽快なシャワータイムを楽しめる「パワフル高圧給湯」機能などが充実。

パナソニック製エコキュートの特徴

パナソニックならではの機能が満載のエコキュート。パナソニック独自の省エネ機能エコナビ搭載機種は過去の湯量や使用状況から最適な給湯をサポートします。さらにエコキュート専用アプリで対策できる「エマージェンシー沸き上げ」で、警報・注意報が発令されると自動沸き上げでたっぷりのお湯を確保したりとかしこいエコキュートが特徴です。

家族構成やライフスタイルから選ぶ

家族構成やライフスタイルをもとに、使うお湯の量を検討します。基本的に2~4人家族だと300L~370Lの湯量程度。家族の人数が少なくても、シャワーを使う回数が多いなどの場合は大き目のタンク容量のものを選んだほうが良いかもしれません。

また、エコキュートには全自動のフルオートタイプ、足し湯のみ手動のオートタイプ、給湯器と同じ使い方の給湯タイプの3種類があります。生活サイクルを元に、自動的に足し湯を行う必要があるか?追いだきを行う必要があるか?などの機能を検討します。例えばお子さんとお父さんでお風呂に入る時間に開きがある場合などは、追いだき機能が必要ですよね。

予算と機能で選ぶ

給湯タイプには、お湯はり・保温・足し湯・追いだきなどを自動で行うフルオートタイプ、お湯はりを自動で行うオートタイプ(セミオートタイプ)、蛇口からの給湯ができる給湯専用タイプ、床暖房機能などが付いた「多機能タイプ」が存在します。

またオプション機能として、バブル機能があったり、自動洗浄機能があったり、AIを搭載していたり、と幅があります。

予算はどれくらいか、どの機能が必須でどの機能が「あればうれしい」なのか、予算内で希望に沿う機種を選びましょう。

ご自身で選ぶのが難しい場合は、まず専門業者に相談してみるのもありでしょう。

エコキュート交換業者選びのポイント

交換したいエコキュートの機種選定を終えたら、次は交換業者を選びます。

どんな交換業者があるか

エコキュートを交換してくれる業者には次のようなものがあります。

元のエコキュートを購入したお店

しかし例えば最初に購入したのが10年前だとすると、当時よりもっとサービスも良く安価でエコキュートを取り扱っている業者さんなども増えている可能性はありますので、いったん調べることをおすすめします。

訪問販売業者

エコキュートを訪問販売している業者さんもいるようですが、悪徳営業を行う業者もありますので、訪問営業を受けたとしても決して即決せず、同じ条件だとどのくらいの費用になるのか、など他の業者さんと比べてみましょう。

リフォーム業者・工務店

つきあいのある工務店さんやリフォーム業者さんがある場合、対応してもらえることがあります。ただ、エコキュートの交換工事だけでは請け負ってもらえない可能性もあるので事前に問い合わせするのが確実です。

エコキュート交換の専門業者

こういった専門の業者は、本体も安くしたセットプランを提供してくれていることがほとんどなので、お手頃でかつ安心のサービスを受けられるのではないかと思います。

価格で選ぶ

エコキュート交換の訪問営業などの場合、最初に提示される見積もりが安く見えても、後付けでなんだかんだと増額していくようなパターンもあるので要注意。

またリフォーム業者や工務店の場合は、仲介手数料が発生するため、エコキュート交換専門業者に直接交換を頼むより高くなる場合もあります。

価格で選ぶならエコキュート交換専門業者の「おすすめのセットプラン」がよいのではないでしょうか。

住んでいるエリアで選ぶ

インターネットでよさそうなエコキュート交換専門業者を選んでも、サービス提供エリア外だと対応してもらえません。

また全国規模の大手仲介業者が窓口のみインターネット上に用意していて、申し込むと結局地元のエコキュート交換専門業者がやってくることも。この場合は仲介手数料が上乗せされることもあるので、インターネット広告で上位表示されるサイトにパッと飛びつかないように気を付けてください。

施工実績やサポート体制で選ぶ

自社サイトを持っており、実績やサポートの内容、会社の所在をしっかり掲載しているエコキュート交換専門業者を選ぶように気を付けましょう。

口コミも有効な判断材料になります。お客さんからの一方的な口コミだけでなく、口コミに対する対応なども参考にしてください。

いずれにしても、すぐに1社に絞り込んだりせず、何社か比較検討することが大切です。

エコキュート交換のお見積りから工事完了までの流れ

エコキュート交換工事はざっくり次のようなステップで進みます。(※印は必要時のみ)

  1. お見積もり
  2. ご契約
  3. 土台の基礎工事 ※
  4. 既存の給湯設備の撤去 ※
  5. エコキュートの据え付け工事
  6. 給水配管工事・追い焚き配管工事・ドレン排水配管工事などの配管工事 ※
  7. 電気配線工事 ※

交換の場合、例えば後継機種への交換などで前のものがそのまま使える場合は配管工事などが不要になります。

見積もり前に確認しておきたいこと

スムーズに見積もりを出してもらうためには、前もって確認しておいたほうが良いことが何点かあります。

  1. 複数の業者を探しておく
    はじめから1社にしぼらず、価格や対応を比較することが重要です。
  2. 交換のタイミングや予算、必要な機能などを決めておく
    「この機能を備えたエコキュートを、いついつまでに、いくら以下で」というある程度の条件を決めておいたほうが、業者からもより良い条件提案が出しやすいため、希望はしっかりと伝えられるようにまとめておきましょう。
    またこのように希望が明確であれば、不要なオプションはしっかり断ることができます。
  3. 不明点をリストアップしておく
    疑問点や不安点がある場合は、見積り依頼時に質問できるようリストアップしておきましょう。

エコキュートの交換工事は
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