エコキュートを新規に設置する前に知っておきたい5つのこと

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。

リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。

コロナ禍でおうち時間が増えたというご家庭多いのではないでしょうか?うちもまさにそうです。最初はでかけられないなんてつまらないと思っていましたが、「せっかく家族で家にいる時間が長くなったのだから、庭の手入れをしてお庭BBQを楽しめるようにしよう!」とか「ものすごく凝ったお菓子作りやお料理に挑戦してみよう!」など、だんだん前向きな気分になってきました。住環境が快適になると、おでかけせずにまったりと家族で過ごす時間もすてたものじゃない気がしてきます。

そのおうち時間のひとつにゆっくりとしたバスタイムもあるのではないでしょうか?

今回はそんなバスタイムを支えてくれる、経済的で環境にやさしいエコキュート関する記事です。

「これまでガス給湯器だったけどエコキュートに変えてみよう」とお考えの方に、交換工事のステップや費用について5つの項目をご紹介したいと思います。

1.まずはスペースの確保

エコキュートは従来の電気温水器と違い、「貯湯ユニット」と「ヒートポンプユニット」の2つが必要なので、より広いスペースが必要となります。また、「ヒートポンプユニット」は空気の熱を熱交換器で冷媒に集めて圧縮し、そこで生じた熱でお湯を沸かすという、エアコンの室外機に似た働きを担っています。結構複雑です・・・。

簡単に言うと空気を吸い込んだり吹き出したりしているため、吸込口や吹出口が障害物などで塞がれてしまうと、エコキュートの能力低下や故障の原因になってしまいます。そのためあまりにもギュウギュウのスペースに設置することはお勧めできません

各メーカーからも障害物との距離や2つの機器の距離など目安がアナウンスされていますので、お目当てのエコキュートがある場合は、メーカーサイトを確認して場所を確保しましょう。

また、以前のコラムでも紹介しましたが、エコキュートは稼働する際、低周波音を発します。低周波音は通常は人間の耳には聞こえないと考えられているのですが、まれに不眠や頭痛などの体調不良を誘発することがあると言われています。

万が一のことを考え、自家や隣家の寝室近くへの設置も避けた方が良いかもしれません。

ちなみに目安としてエコキュートは2~3m(幅)×1m(奥行)程度のスペースが必要と考えておいてください。

ただ、現在はエコキュートにも省スペースの薄型タイプなども出てきていますので、スペースがない!とすぐにあきらめずに、まずは業者さんに相談してみてはいかがでしょう。

 

2.知っておくと安心エコキュート設置工事の流れ

エコキュート設置に必要な工事はざっくり次の5ステップ。

1)土台の基礎工事

2)既存の給湯設備の撤去(設備がない場合は不要)

3)エコキュートの据え付け工事

4)給水配管工事・追い焚き配管工事・ドレン排水配管工事などの配管工事

5)電気配線工事

これらのステップの中でまず最初に行うのが、一番大事な作業でもある基礎工事。エコキュートのタンクユニットは水が入ると、500kg以上にもなる設備転倒などの事故が防げるようしっかりとした土台が必要です。土台工事にはコンクリートを流し入れて土台を作る「現場打ち」と、既に出来上がっている専用のコンクリートを組み合わせて作る「エコベース(などの簡易基礎)」とがあります。現場打ちは比較的地盤の弱い場所でもしっかりとした土台が作れますが、コストもかかりますし、コンクリートが乾くまで次の工程に進めなかったりと、工期が長くなります。エコベースは、コストや時間は抑えられとても効率的ですが、地盤が弱いと土台が不安定になることもありますお住まいの土地の地盤の強さや将来的なことを考え、基礎を検討してもらいましょう。いずれの場合も技術が必要となる工事ですので、信頼のおける業者さんに現場を見てもらって判断してもらうのが間違いありません。

次に、既存の給湯設備がある場合はその撤去工事を行い、最後にヒートポンプユニットと貯湯ユニットを設置します。ここでしっかり土台に固定しつつ水回りの工事である配管工事と、電気回りの工事が行われ、エコキュートの設置工事は終わります。

なお、工事期間は現場打ちの場合で、1のステップの基礎工事に1日、2以降のステップに1日の計2日程度かかります。エコベースの場合は1~5までのステップが1日で完了することがほとんどです。

 

3.エコキュートを設置するのにかかる費用

さて、エコキュートを設置する際にはいろいろな下準備や工事が必要なことがお分かりいただけたかと思います。次に気になるのはやはり「で、結局おいくら?」という点ですよね。

先にも述べた通り、それぞれの設置場所の特性により、一概には言えないのが現状なのですが、いろいろな業者さんのサイトを見比べた限りでは、エコキュートの設置工事費用はおおよそ15万円~20万円といったところのようです。

エコキュート本体の価格に加え20万円程度の工事費用を用意しておくと安心かもしれませんね。ちなみに棟梁ドットコムでは基本的な工事費は18.6万円で、今はなんとキャンペーンで14.6万円(4万円引)です。ぜひ検討してみてくださいね。

4.そもそもエコキュートの魅力って?

エコキュート設置の一番のメリットは、光熱費の軽減です。

ガスなどの燃料を使用しないため、これまで給湯にガスを使われていたご家庭ガス代がかからなくなります。もちろんその代り電気でお湯を沸かすので電気量は増えるのですが、エコキュートはお得な深夜電力を使いながら自然のエネルギーも利用して効率的にお湯をわかすので、結果的に節約につながる場合がほとんどです。またエコキュートはお湯の量や沸かすタイミングなど、より効率的なエネルギーの使い方をするようになっていますので、長く使うことによって本体価格を「取り戻す」ようなイメージで間違いないと思います。

ちなみにエコキュートを導入すると、各電力会社のエコキュート向け料金プランが適用されので、生活スタイルも電気料金が安い時間帯に家事を済ませると、より電気料金を抑えることができます。

また、火を使わないので不完全燃焼や火災などが極めて少ないことも安心ですし、特に従来の電気給湯器に比べお湯を沸かすために使用する電気が少ないことで、子どもたちの世代に託される地球の環境を考えた場合にも大きな意味があると言えます。

5.最後におたのしみのエコキュートの機種選び

お住まいの地域や家族構成などを考えながら、最適な機種を選ぶことになりますが、基本的にエコキュートの選び方のポイントは以下の通り。

1)お湯を使う量(家族の人数や構成・生活サイクルから検討します。基本的に2~4人家族だと370Lの湯量程度と考えます。)

2)機能の充実度(これも生活サイクルを元に、自動的に足し湯を行なう・追い炊きを行なうかなどの機能を検討します。例えばお子さんとお父さんでお風呂に入る時間に開きがある場合などは、追い炊き機能が必要ですよね。)

3)タンクの形状(設置場所や必要湯量によって、制限がある場合があります。当然、大きなタンクであれば広い設置場所を要します。)

4)お住まいの地域の気候や特性(寒冷地かどうかなど。)

パナソニックや三菱電機、ダイキン、コロナ、日立などが有名なエコキュートメーカーですが、それぞれシャワーの水圧にこだわっていたりマイクロバブルバスなどの気持ちよかったり美容に良いなどのオプションがついていたり・・・と各メーカー多くの機能を提供しています。メーカーにより保証期間なども異なるので、生活スタイルを考慮してぴったりの1台を見つけましょう。

商品を選ぶ際はカタログなどに記載されている「年間給湯効率」も気を付けると良いですね!この年間給湯効率はその名の通りお湯を沸かす効率の良さのことで、この数字が高いほど効率よくお湯を沸かせます。この数字は各社共通の基準で付けられています。

「でも正直多すぎるしあれも良いしこれも良いしで決められない!」と言う場合は思い切って業者さんおすすめの機種にしてみるのも良いかもしれません。