エコキュートの音の問題について

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。

リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。

今回は一部の人にはとても気になると言われているエコキュートの動作音の問題についてご紹介。エコキュートの導入をお考えの方は「音」の側面も前もって検討しておくことをおすすめします。

エコキュートの騒音問題が話題に

エコキュートは「自然冷媒CO2ヒートポンプ」という電気を利用する給湯設備で、エネルギー効率が高く環境にも優しいことから、地球温暖化対策のひとつとして、国からも補助金が出るなど設置を推奨された電化製品です。

(2010年に国による補助金精度は終了しましたが、現在も地方自治体の中には補助金制度を設けているところもあります。)

お得な深夜電力を使い、効率的にお湯を沸かしお風呂や暖房に使用できるという特長がある一方で、その稼働は主に人が睡眠をとる時間帯と重なるために、昼間であれば気にならない程度と考えられていたエコキュートの動作音が騒音として感じられるという問題が浮上しました。

エコキュートの音はそんなにうるさいの?

エコキュートの動作音は各メーカーの発表によるとだいたい40dB程度といわれています。40dB程度とは、環境庁の生活騒音パンフレットに挙げられている例で紹介すると、戸建住宅地(昼間)や図書館の館内程度ということで、印象としてはむしろ「静か」という感じがします。

もっとわかりやすく同じパンフレットから例を挙げると、

約50dB:書店の店内

約60dB:銀行の窓口周辺

約70dB:新幹線の車内

約80dB:航空機の機内

約90dB:パチンコ店内

と紹介されていますので、40dBは大してうるさくないように感じられるのではないでしょうか。

ただ、エコキュートの場合、その使用時間が深夜電力を使うことができる夜間になってしまうため、dB数で表される値より体感では大きく騒がしく感じられるという側面は否定できないかもしれません。

エコキュートの音の特性

またエコキュートの駆動音は、ヒートポンプユニットから出る12.5Hz程度の低周波音が主なものです。低周波音とは、周波数の低い音のことで、とくに20Hz以下の音は超低周波音と呼ばれ、相当に強い音圧でなければ通常人の耳では知覚できないと言われています。しかし中にはこの低周波音に不快感を感じる人もいると言われています。

低周波音で身近な例としては冷蔵庫の運転音などがあります。「ブーン」という唸るような音ですね。

この「低周波音」であることがエコキュートの音の特性なのですが、低周波音を不快だと感じ、ひどいときは体調不良になる人も一定数いる反面、聞こえもしなければ気にもならないという人も多く、個人差が大きいため認識のずれから大きなトラブルが起こりかねないのです。

 

ちなみにうちは夜になるとかなり静かになる住宅街にあり、たまたま寝室の窓から見える位置に隣家のエコキュートが設置してあります。この記事を書くにあたって深夜1時に必死に耳を澄ませてみました。

幸いにもわたしにはまったく音は聞こえずもちろん不快感などもありませんでしたが、わたしは眠りが浅い方ですから、もしエコキュートの音が気になる体質だったらストレスを感じていたかもしれないなと思いました。

エコキュートの音が原因で訴訟も

エコキュートの運転音が原因で、不眠などの健康被害を受けたとして、隣家のエコキュートの撤去(運転停止)と、メーカーや工務店に対して損害賠償を求める民事訴訟が起こされた例などもあります。

こちらの訴訟は結果的にエコキュートが撤去されるという和解で終結しましたが、裁判期間は約2年以上に渡ったそうで、原告も被告も大変だっただろうなぁと思いました。

このようにご自身や家族は何ともなくとも隣近所の方に影響が出た場合は、大事になる可能性もあるということを知っておかなければなりません。

トラブルを未然に防ぐためにできること

設置場所を工夫する

まずは隣家の寝室、窓や換気口の近くには設置しないようにしましょう。理想としては隣家から5m以上離して設置するのが良いとされています。設置前に、事情を話して隣家の間取りをある程度教えてもらっておくのもひとつの手ですね。

また、もちろん他のお宅に面していない方面へ設置するのも効果的ですので、例えば道路側に向けて設置するなどの案を考慮しても良いかもしれません。

ちなみに隣家との間に壁があっても低周波音の被害は発生します。壁の素材によってはむしろ音が反響してしまうこともあるので、気を付けましょう。

音や揺れが広がらないように工夫する

低周波音の問題のひとつに、引き起こされる物的振動があります。ひどいときはエコキュート稼働中に周りの家の窓や建具、あるいは家自体が共振を起こすこともあります。

この振動と音の広がりを抑えるために有効な方法のひとつが、エコキュートの下に防振ゴムなどの緩衝材を敷くこと。緩衝材によりヒートポンプユニットが揺れにくくなり、音や振動の増幅を軽減できるのではないでしょうか。

また、ヒートポンプをコンクリートの土台などにしっかりと固定することでも振動と騒音の発生をある程度抑える効果が期待できますので、設置の際はこの点にも注目してください。

防音シートなどを付ける

すでにエコキュートを設置済みの場合などは、防音シートなどをヒートポンプユニットに貼って騒音を防ぐのもおすすめです。防音シートは自分で購入し、好きな大きさにカットして貼り付けることができる手軽な対策のひとつと言えますが、ヒートポンプのファンや、排気口などを防音シートで塞ぐことのないように注意しましょう。

防音壁を設置する

防音壁を設置することで、音が広がっていくのを防ぐことも可能です。ただし、コンクリート製の壁などだと、むしろ音が反響して逆効果になることもありますので、きちんと騒音対策された吸音効果の高い素材で作られた防音壁を設置する必要があります。

ただ設置の位置によってはヒートポンプの効率が落ちる場合があるため、気を付けましょう。

使用時間を考えなおす

より動作音が目立ってしまうような静かな夜間ではなく、お湯を沸かす時間帯を思い切って昼間に変更するという手もあります。

エコキュートはお得な深夜電力を使ってお湯を沸かすことが大きな魅力のひとつであることを考えると、夜間に使用しないというのもったいないと感じられるかもしれませんが、近隣の方とのトラブルを避けるためには使用時間を見直さなければならない場合もあるのではないでしょうか。

こまめなメンテナンスを行なう

エコキュートは、お湯を沸かす効率が悪くなると一生懸命稼働することになり、結果的に稼働音は大きくなります。例えばエアコンのつけ始めの稼働音をイメージしてください。まず部屋を最適な温度にするためにエアコンも動き始めは室外機の音、大きいですよね?あれと同じです。

つまりエコキュートが、最適なコンディションで効率的に稼働できていれば、おのずと音も控えめになり、騒音対策になります。

また、内部の部品に問題があると、運転音が大きくなったり、異音が発生したりもします。

エコキュートを最適な状態に保つためには、2~3年に1度は専門技術者による定期点検整備や貯湯タンクの水抜きなどのお手入れをすることが有効です。

定期的なメンテナンスを行なうことで騒音拡大を防ぐことができるだけではなく、エコキュート自体の故障を予防し寿命を伸ばすことにも繋がりますので、ぜひ心がけましょう。

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