自分でできるガスコンロのお掃除・お手入れ方法

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。

リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。

今回は、やらなければいけないことはわかっていてもなかなか習慣化できないコンロのお手入れ方について。五徳や天板、グリルなどの部位別に掃除頻度の目安や使用する洗剤や道具と一緒にご紹介します。

気が付くと大変な状態に

「あ、吹きこぼれた」「あ、炒めた玉ねぎのかけらが飛んでいった」「グリルでお魚焦げ付いちゃった」・・・そんなお料理中によく起こる、小さな小さなハプニング。
だけどこちらは大忙しで料理中。玉ねぎのかけらを探すより、塩コショウを適量振りかける方が優先。そうこうしているうちにああ、塩コショウもフライパンの外にもパラパラと・・・。
わたしの日常ではよくある事態です。
食事が終わって、食器を片付けて、ふう一段落。
と、ついコンロのことは忘れてしまいがち。
でもここで吹きこぼれた汁などを放っておくと、次回のお料理の時の火で焦げ付き大変なことに。
あるいは排気カバーの隙間から転がり込んだ玉ねぎのかけらからカビが発生し、とても不衛生な状態になってしまったり。

コンロのお手入れ心構え

天板などは毎日お料理後に湿らせた布巾でササッと拭いておく習慣をつけておくだけで、焦げ付きをそぎ落とす!などの気合を入れたお手入れをする必要が減り、ずいぶん楽になります。

五徳も月に1回程度コンロから外して、重曹液をシュッシュッとスプレーするか、ぬるま重曹液にしばらくつけて歯ブラシや布でふき取るだけで、年末の大掃除の時に丸1日かけてコンロ掃除に大奮闘なんて事態に陥らずに済むのです。

コンロ掃除は基本的に、「簡単で良いので使うたびにやる」と心がけておきましょう!

ちなみにめんどくさがりのわたしは、がっつりしたコンロ掃除をできるだけやりたくないので、毎日食器を片付けたあとにそのまま捨てられるキッチンペーパーに重曹液を含ませ、コンロ周りの油はねなどをササッと拭くように心がけています。

※重曹はコンロに残るとそれ自体が焦げ付きの原因ともなりますので、最後は水拭き&乾拭きで仕上げましょう。

コンロのお手入れポイント

コンロの天板などは汚れが落ちやすいよう、コーティングがしてあることが多いので、固い用具や研磨剤などを使いすぎると、コーティング自体を傷める可能性があります。
研磨効果のあるメラミンスポンジや、金属のたわし、酸性やアルカリ性の洗剤などは使わないよう気を付けましょう。

「これ使っていいの?」と不安な場合はメーカーや業者さんに尋ねてみましょう。

また、先にも重曹の拭き残しなどがあるとそれ自体が焦げ付きの原因になることがあると書きましたが、他の洗剤でも同じことが言えます。

さらにアルコールスプレーなどを使った掃除のあとは、アルコールが残っていると引火の可能性などもありますし、バーナーや五徳に水分が残っていると点火不良がおこりガス漏れなどの原因にもなりかねません。
どの部位のお手入れでも、掃除の仕上げは必ず水拭き&乾拭きを行なうことを忘れないように気を付けましょう

それでは各部位についてお手入れのやり方を見ていきましょう~!

五徳のお手入れ

五徳のようにコンロから外せる部品は、外して丸洗いが基本。
軽い汚れであれば、重曹液をスプレーして浮き上がった汚れをふき取るか、食器を洗うようにスポンジなどを使い中性洗剤で洗うことでキレイになります。
もちろん手軽に食洗機で洗っちゃうのもOKでしょう。

焦げ付きや油汚れがひどい場合は重曹が使える(アルミはNGです)大き目のお鍋に五徳が浸かるくらいのたっぷりの水を入れ、水100mℓあたり小さじ1の重曹を入れて5分~10分程度煮沸しましょう。冷めてからスポンジや歯ブラシで浮き上がった汚れをこすり落とすとキレイになります。
最後は水洗いして、重曹をしっかりすすぐことをお忘れなく

バーナーのお手入れ

バーナーが汚れるとガスが通りにくくなり、点火不良となったり、本来の火力を発揮できなくなることもありますので、まずは歯ブラシや竹串などでバーナーの穴の目詰まりを取り除いてください。
外側は、やわらかい布などに、水で薄めた台所中性洗剤を含ませて拭きましょう。
汚れがひどくない場合は水拭きでもOKです。
洗剤を使った場合は、こちらも固く絞った布での水拭き&乾拭きで仕上げるようにしましょう。

※バーナーの場合、重曹を使うと、拭き残した結晶などがあったら目詰まりの原因になりかねませんので、重曹液を用いるのはあまりお勧めできません

天板のお手入れ

天板のお手入れのポイントは最初から強い洗剤・固い道具を使わず、弱いもの・柔らかい道具から試してみること。
基本は薄めた台所中性洗剤・重曹液・水を含ませたスポンジ・布などで汚れたところをふき取った後、洗剤や水が残らないように乾いた布でふき取って仕上げます。

こびりついた油汚れなどがある場合はラップが頼もしいお助けアイテムになります。
ラップ数センチをぐしゃっと丸め、そこに重曹液か洗剤を垂らしこすってみてください。
それでも取れない頑固な汚れがある場合は、クリームクレンザーをスポンジにつけて、汚れたところをこすりましょう。
(ただしクリームクレンザーは塗装のはがれなどの原因になることもありますので、常用しないように。)
それでも取れないこびりつきなどにはスクレーパーでこそぎ落とす方法もありますが、こちらもコーティングを傷める可能性もありますので、できればそんな事態になる前にこまめなお手入れを心掛けたいところです。

排気カバーのお手入れ

排気カバーはコンロの熱や煙を逃がす場所で、汚れが蓄積しやすい箇所です。
排気カバーも簡単に取り外しができますので軽い汚れの場合は、スポンジなどを使い中性洗剤で水洗いしましょう。
重曹液をスプレーして、浮いた汚れをふき取る方法も有効です。

ちなみに排気カバーの内側、排気口の内側はお手入れ棒を使って、汚れを取りましょう。

グリルのお手入れ

グリルの受け皿は、使うたびに中性洗剤で水洗いしましょう。
ちなみに、焼き網は調理前に熱し、薄くサラダ油を塗っておくなどすると、肉や魚のくっつき予防になります
グリル庫内の軽い汚れは、やわらかい布などに重曹液や薄めた中性洗剤を含ませて拭き取りましょう。ガンコな汚れの場合は重曹スプレーや薄めた中性洗剤を含ませた布かスポンジで、庫内の側面や底面を湿らせてからしばらく放置し、汚れを浮かしてからふき取ります。
いずれも洗剤などが残ったままにならないよう仕上げの水拭きは必須です。