ビルトイン食洗器を導入前のチェックポイント

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。

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「今は食洗機がついてないけど、家事の時短化のために後付けで設置したいな」と考えている方にお伝えしたい食洗機導入のノウハウですが、どうせなら大容量で省スペースなビルトイン食洗機を導入する方が圧倒的時短につながりますので、今回はビルトイン食洗機をご紹介。ビルトイン食洗機を後付けする場合、どのような点に気を付けるべきなのか、どのくらいの費用がかかるのかなど、ビルトイン食洗機を後付け導入するときに知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

ビルトイン食洗器の特徴

食洗機には、システムキッチンに組み込んで設置するビルトイン型と、据え置き型の2種類がありますが、ビルトイン型はシステムキッチン下部のキャビネット部分に組み込む形になるため本体はスッキリと収納され、調理台や水切り台のスペースを使う必要がないのが大きな魅力のひとつ。さらにキャビネット内に設置するような状態になるため、音も静か。また据え置き型に比べビルトインの食洗器は庫内が大きく、洗うことのできる食器の点数は多くなります。

ただし、工事は設置・交換共に施工業者による取り付け工事が必要です。

ビルトイン食洗機を後付けできるキッチンの条件

一般的なシステムキッチンであればビルトイン食洗機は取り付け可能。ただ、コンロ置き台と調理台の高さが異なるセクショナルキッチンや、タイルや木材を利用したようなオリジナルキッチンではほぼ取り付けできません。また賃貸住宅の場合も現状復旧が難しいため設置ができない場合が多いようです。

このように一般的には設置可能と考えられるシステムキッチンであっても取り付けられる条件がありますので、まず以下のポイントをチェックしましょう。

チェックポイント①キッチン下のキャビネットサイズ

ビルトイン食洗機を導入する際には、格納スペースとなるキッチンのキャビネットが以下のサイズをクリアしていなければなりません。ただし、メーカーによっても微妙にサイズ基準が異なるため、製品を選ぶ際には必ず確認をしましょう。ちなみにわたしが調べた3つのメーカーの要件を紹介します。

  • パナソニック 高さ47cm以上 幅41.5㎝以上 奥行60㎝以上
  • リンナイ 高さ47cm以上 幅41.5㎝以上 奥行55㎝以上
  • 三菱電機 高さ45.5cm以上 幅45㎝以上 奥行65㎝以上

チェックポイント②食洗機の設置場所

ビルトイン食洗機は、シンク横のキャビネット部分に設置する場合が多いようですが、シンク下が開き扉で、上で紹介したスペースが確保できる際には、シンクの下に取り付けることもできます。

なお食洗機には浅型と深型がありますが、シンクの下に設置できるのは基本的に浅型のみ。また、フロントオープンの食洗機はシンク下には取り付けられないなど、サイズはもちろん、取付場所によっては取り付けできる機種が限られることもありますので、設置場所はあらかじめ確認しておきましょう

チェックポイント③給排水管とコンセントの位置

ビルトイン食洗機の後付け工事では、給水管と排水管を食洗機本体に接続します。この2本の管はだいたいキッチンのシンクの下にありますが、食洗機の取付け位置から離れていると、追加工事が必要になることもあります。また、食洗機は最後にコンセントに接続することになるため、電源の位置も確認しましょう。

ただし、一般的に業者さんにお願いする場合、見積のために事前調査が入り、業者が判断しますので、ご安心ください。

状況によってはオプション料金が発生する場合もあります。

ビルトイン型食洗機のタイプ

それではいよいよビルトイン食洗器を選ぼう!というときに、基準となる項目をいくつか紹介します。

1.大きさ

ビルトイン食洗機の幅は45㎝が主流ですが、ワイド幅60㎝のものもあります。また深さも標準タイプのものと深型のものがあります。当然、45㎝幅より60㎝のワイドタイプの方が、そして標準型より深型の方が一度に洗うことができる食器の容量が多くなり、入れられる食器の大きさも大きくなります。

ただ、大きいタイプのものを選んで食洗器が占める部分が広くなるとその分システムキッチン内で収納として使えるキャビネットの部分が狭くなる点は気をつけましょう。

2.ドアの開き方

ビルトイン食洗器のドアの開き方は、引き出し型の食器かごを前面に引き出し上から食器を入れていくタイプのスライドオープン型と、ドアが前面に開き前面から食器かごに食器を入れるタイプのフロントオープン型があります。

スライドオープン型の方が上から食器を入れていくような作業になりますので、入れ方は楽になりますが洗い終わった後は上から順に食器を片付けないと下に入れたものは取り出しにくいという一面もあります。

3.ドアパネルのタイプ

せっかくすっきりとシステムキッチンに組み込むビルトイン食洗器を購入するからには、すっきりとキッチンになじんだ外見にしたいとお思いの方も多いのではないでしょうか。食洗器のドアのタイプにより、化粧板のつけ方や付けられる種類などにも違いがあります。

①ドアパネル

現在の主流であるドアパネルタイプは、厚さ約3mmのキッチン本体の色に合わせた、様々な色のドアパネルをはめこむタイプですが、パネル無しでも使うことはできますし、パネル無しでもデザイン的にもそこまで見た目が悪くならない場合も多いです。

②ドア面材

ドアの全面に化粧板をはめるドア面材タイプは、ドア面材を取り付けないと食洗機の機械部分が見えてしまうため、ドア面材無しでは使うことができません。

③パネル一体型

こちらはドアパネルのことを心配する必要はありませんが、キッチンの色などに合わせることはできません。だいたいの場合このタイプはシルバー一色です。

いずれのケースでもキッチンのデザインと完全に合わせたい場合は、食洗器のメーカーではなくシステムキッチンのメーカーに相談する必要があります。その場合キッチンの導入が5年以内程度と新しければキッチンのデザインと一致したパネルを用意してもらいやすいのですが、年数が経過している場合はまったく同じデザインのパネルは手に入らないこともありますので、ご理解ください。

4.ビルトイン食洗器のメーカー

ビルトイン食洗器は、国内のメーカーではパナソニック、リンナイ、三菱電機が主流です。他にも食洗器普及率の高い欧米製のものもあります。

パナソニック

パナソニックはラインナップが豊富。またエコナビ搭載機種はかなりの節約効果が期待できます。立体的にくまなく洗える3Dプラネットアーム洗浄、本洗浄の前に汚れを溶かして浮かすプレ洗浄、バイオパワー除菌などの技術を搭載。

リンナイ

深型の機種が充実しており、大容量で洗える点数が多いのがリンナイの食洗機。さらに国内でフロントオープンの食洗器を提供しているのはリンナイのみ。洗浄機能としては、菌まで洗い流す除菌スチーム洗浄や、庫内の匂い対策になる銀イオンやプラズマクラスターも搭載。また専用洗剤を使わず重曹で洗える「重曹コース」を備えた機種も。

三菱電機

モーター技術に定評のある三菱電機製は、静かさが特長です。またミスト+間欠噴射で食洗機の中をミストサウナのようにして汚れを浮かせて剥がすシャワーミストなどが搭載されています。フライ返しや、泡立て器など意外と洗いにくい食器や、油汚れが多い鍋やフライパンなどの洗浄に特化した「調理器具コース」を搭載した機種もあります。

ビルトイン型食洗機工事費用

ビルトイン型の工事費用は5万円程度が料金の相場と言われているようです。食洗機本体と工事をセットにしてお得な価格で売り出しているところも多いのですが、インターネットなどで安価に本体を手に入れることもできるので、お手頃で設置工事のみを請け負っている業者さんも捨てがたいですよね!

ちなみにビルトインタイプの食洗機は、業者さんに頼んで設置してもらうのが基本です!DIYはおすすめできませんので注意してくださいね。

参考 ビルトイン食洗機の交換工事はおまかせください棟梁ドットコム

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