三菱電機のエコキュート比較

棟梁ドットコム運営チームです。

今回はエコキュート、中でも三菱の製品についてその特長や、ラインナップごとの機能比較などを紹介します。

三菱電機のエコキュートの全体的な特徴

家電メーカーとしての知名度が高く、安心感の持てる三菱電機。その三菱電機のエコキュートは、お天気リンクAIやホットりたーんで省エネに力を入れている点が特徴的です。

お天気リンクAIは、太陽光発電と連携するシステムで、「三菱HEMS(Home Energy Management System)」とともに活用することで、天気予報のデータをもとに太陽光発電の電力を使うか深夜電力を使うかなどのお湯の沸き上げ方を自動で判断することができます。

また、ホットりたーんは、残り湯の熱を回収する機能。残り湯の熱を使って深夜に沸き上げをすることで、消費するエネルギーをさらに抑えることができます。

さらに三菱電機のエコキュートの年間給湯保温効率は4.0を記録する機種もあるほど、メーカーの中でも最高クラス。この年間給湯保温効率の数値が高いほうが省エネ性能に優れているため、三菱電機のエコキュートは省エネ性能が高いということができます。

もうひとつの特徴は、湯冷めしにくいホットあわーや、二か所以上で同時に給湯を行なっても水圧を落とさないハイパワー給湯、そしてマイクロバブルを利用して自動で配管部分などを洗浄するバブルおそうじ機能などなど、快適な入浴をサポートする機能が充実している点です。

続いて、三菱電機がお勧めしている人気機能を紹介します。

なお記事の最後には製品と機能対応表があります。

三菱電機のエコキュート独自機能①ホットあわー

「よくあたたまったつもりでもお風呂を上がるとすぐに体が冷える」「お風呂上がりの乾燥が気になる」このような声にお答えするのが、三菱電機の独自機能「ホットあわー」です。

対応機種はボタンを押すだけで、通常の泡の約1/1000のごく微細なマイクロバブルが発生し、全身を心地よく包み込んでくれます。

三菱電機の試験では、ホットあわー入浴の場合は、通常入浴に比べ入浴後の皮膚表面温度が高く、湯冷めしにくいことがわかったそう。

[試験条件](公式サイトより)

入浴者20代~50代の成人12名に通常入浴とホットあわー入浴にて10分間入浴し、湯あがり10分後の皮膚表面温度をサーモビューアで測定。(湯温39℃ 室温25℃ 浴槽湯量180L)

 また、通常入浴に比べ肌水分量比が多く、うるおいが続きやすいという結果も出ているそうです。

[試験条件](公式サイトより)

入浴者40~50代の成人女性16名 湯温:38℃ 室温:25℃ 入浴前に右手甲の定点の肌水分量を測定し、10分間の入浴を5日間実施。通常入浴とホットあわー入浴それぞれで初日の肌水分量比を基準とし、ホットあわー入浴の肌水分量比を算出。

 快適な入浴をサポートしてくれるとても嬉しい機能ですね。

ホットあわーは、三菱電機の最上位機種Pシリーズにのみ搭載されています。

三菱電機のエコキュート独自機能②バブルおそうじ

「面倒なお風呂の配管掃除、なんとかならないかな?」「お掃除で使った洗剤が配管に残っていないか心配」こういったお悩みには「バブルおそうじ」がお答えします。

微小な汚れを強力に吸着するマイクロバブルの性質を活かして、洗浄剤を使わずにふろ配管自動洗浄する機能のことです。バブルおそうじは栓を抜くだけで自動でスタートします。

長く使う給湯機だからこそ、嬉しい機能というユーザーの喜びの声も。

日々の快適な入浴をサポートしてくれるバブルおそうじ機能は、上位機種になるPシリーズとSシリーズに搭載されています。(※一部非対応あり)

三菱電機のエコキュート独自機能③ホットりたーん

「省エネのエコキュートだけどもっともっと省エネ出来ないのかな?」三菱電機の「ホットりたーん」がその思いを実現。

ホットりたーんは入浴後にリモコンのボタンを押すだけで、今までは捨てられていたまだ温かい残り湯の熱だけをタンクに戻して、わき上げに必要なエネルギーを節約する新機能。

(※タンク内のお湯と、浴槽内のお湯が混ざることはありません。)

おふろの残り湯の熱を、ふろ熱交換器を介して、貯湯タンク内の低温の水と熱交換し、貯湯タンク内の水を温めます。

さらに浴槽内のお湯が通る熱交換機までバブルおそうじするので、長く使っても熱回収率が落ちにくいのも重要なポイントです!

さらなる省エネを応援するホットりたーんは、上位機種のPシリーズとSシリーズに搭載されています。(※一部非対応あり)

三菱電機のエコキュート独自機能④ハイパワー給湯

「二か所で同時に給湯するとシャワーの出が弱くなる…」三菱電機の「ハイパワー給湯」がそんなお悩みを解決します。

給湯出湯量に大きく影響するのが、貯湯ユニットからお湯を送り出す際の圧力。これを安定して高めるため、三菱電気のエコキュートには〈減圧弁設定圧力〉と〈圧力ロス抑制〉を施した独自構造が採用されています。

同じ三菱電機の高圧力型(減圧弁圧力 180kPa)とハイパワー給湯タイプ(減圧弁圧力 290kPa)を比較した試験では、出湯量約4L/分アップという結果も出ています。

心地よいシャワータイムをお約束するハイパワー給湯機能は、上位機種のPシリーズとSシリーズに搭載されています。(※一部非対応あり)

三菱電機のエコキュート独自機能⑤おいそぎお湯はり

「忙しい毎日少しでもおふろの準備時間を短くしたい」という声にお応えするのは、通常の湯はりより約25%時間短縮された「おいそぎお湯はり」。毎日のことだから、時短で便利さは格段にアップ。

お急ぎ湯はりモードを搭載しているのは、上位機種のPシリーズとSシリーズになります。

その他の三菱電機のエコキュートのうれしいポイント

耐震クラスS

脚部に幅広のタフレッグを採用した「耐震クラスS対応」。標準機種のAシリーズから最上位機種のPシリーズまで耐震クラスS対応はばっちりです。

 

お天気リンクAI

「お天気リンクAI」とは家電製品をネットワークでつないでコントロールする三菱HEMSで、太陽光発電システムとエコキュートのよりかしこい連携を可能にする機能。

天気予報と過去の太陽光発電量実績をもとに、人工知能を用いて高い精度で太陽光発電量を予測して活用します。

このお天気リンクAIもAシリーズから最上位機種のPシリーズまで対応しています。

 

お天気リンクEZ

「お天気リンクEZ」は、お天気リンクAより手軽に、少ない追加器材で、太陽光発電システムとの連携を行なう機能。天気予報の情報を取得し、翌日が晴れの予報なら夜間のわき上げを減らし、日中に太陽光発電の余剰電力を併用してわき上げを行います。こちらもAシリーズから最上位機種のPシリーズまで対応しています。

 

三菱HEMS

HRMSとはHome Energy Management System()ホーム・エネルギー・マネジメント・システムの頭文字を取った名称で、さまざまな家電製品をネットワークでつないで、エネルギーの「見える化」をしたり、状況に応じて機器をコントロールすることにより快適で省エネな暮らしを実現するシステムのこと。

三菱電機のエコキュートももちろん、三菱HEMSと連携して活用することができます。

三菱電機のエコキュート機能対応表