トイレの交換に必要な費用について

日常生活をより快適に、よりスマートに過ごすには住宅設備について知る事が近道です!

役に立つ&知っていて得する住宅設備の情報を色々とお伝えしていきたいと思っている棟梁ドットコムWebアシスタントの大内です。

 トイレは日常生活において使用頻度の高い場所。トイレと衛生問題についての問題解決に取り組んでいる世界トイレ機関(WTO)の調査では、人は1年間で約2500回トイレを使用し、一生のうちにトイレで過ごす時間は約3年間と言われています。それだけ費やしているトイレでの時間!快適に過ごしたいものです。

 水漏れや詰まり、経年劣化による不具合などでトイレの交換が必要な場合、どの程度の費用になるのでしょうか?

 今回は、トイレの交換にかかる費用の相場をご紹介していきます!

 トイレの交換費用の相場について

各業者により料金体系も異なりますが、トイレ本体価格以外に基本料金、取付工事費、資材処分費などの料金が別途かかります。下記はこの工費も含めた費用相場です。

 便器のみの場合

なかなか落ちない便器の頑固な汚れや亀裂が入るなどで、便器を交換したいというケース。陶器製、樹脂製、有機ガラス製など素材の違いによる価格差はありますが、交換費用の相場は3万円~6万円程度です。

便座のみの場合

 便座は一般的にプラスティック製が多く、強度のある便器より早く劣化が進みます。便座に傷がついて目立ったり、変色してしまうことも…。便座と便器の色に差が出て見た目が気になる場合や、最新機能の付いた便座のみを交換する場合も多いです。

便座には普通便座・暖房便座・温水洗浄便座(ウォシュレット)の3種類あります。

普通便座は、機能が付いていないシンプルなタイプ。相場は5千円程度です。

暖房便座は、座る部分にヒーター機能が付いており、寒い時期でも快適に利用出来ます。便座により電池式もありますが、電気で温める為トイレ内にコンセントが必要なケースも。
各メーカー価格に差がありますが、1万円~4万円程度です。
トイレ内にコンセントが無く必要な場合、増設する費用が別途2万円程度かかります。

温水洗浄便座(ウォシュレット)は温水でお尻を洗浄できる機能が付いたタイプです。
2020年3月時点で、普及率は2人以上の世帯で80%を超えています。

 多くのご家庭で利用されているのでご存じかと思いますが、こちらは暖房便座と同様、ほとんどの製品に座面を温められる機能が付いており、トイレ内にコンセントが必要です。

 温水洗浄便座も日々進化しており、便座のすぐ脇にリモコンがある袖リモコンタイプと、便座から離れた壁にリモコンを設置する壁リモコンタイプもあります。

人の動きを感知し自動で便座のフタを開閉するもの、脱臭機能、便座の下から温風が出て洗浄後に乾かしてくれるものもあります。

また、センサーにより自動で足元を照らしてくれるライトがついている便座も魅力的です。
夜中にトイレの電気が眩しすぎて、目が冴えてしまう事なんてことはありませんか?
このような便利な機能がついた便座も登場しています。

温水洗浄便座を交換する場合は、こちらも本体の種類や機能に差があるため、費用に幅がありますが、3万円~13万円程度です。
トイレ内にコンセントが無く、増設が必要な場合は別途工事費用が2万円程度かかります。

便器と便座の両方の場合

 便器と便座をまるごと交換する場合、機能やグレードによっても違いますが、5万円~15万円程度です。

クロス(壁)・フロア(床)を含めたトイレリフォームの場合

 トイレのフル(全面)リフォームの事例を見ると、費用の相場は10万円~60万円程度です。

近年人気を集めているのが、便器の後方に洗浄用の水を溜めておくタンクが無いタンクレストイレです。タンクが無い分、トイレ内のスペースが広くなり、見た目もスッキリしてスタイリッシュ。
掃除のしやすさからも注目を集めています。タンクレストイレは、従来型のタンク式トイレと比較すると、本体が5~15万円程度価格が高くなるので予算オーバーにならない様、気を付けましょう。

タンク式からタンクレスにリフォームする場合、水道直結型方式の為、配管工事も必要になり工事費が別途3万円程度です。

また、タンク式トイレではタンク上部で手洗いを使用出来ますが、タンクレストイレは貯水タンクが無いので、トイレと洗面所が隣接していない場合、手洗い器の設置の必要があるか考えなければなりません。

手洗い器を設置するならば、手洗い器が既にあり新しいものに交換する場合は別途5万円~10万円程度、新たに手洗い器を設置するには別途費用が10万円~20万円程度かかります。

和式便器を洋式便器に交換する場合、洋式トイレ用に排水管の工事や温水洗浄便座にするようであればトイレ内にコンセントの増設が必要なケース等があり費用が60万円を超える事も…。便器と便座や壁紙や床材のグレードにより相違しますが、リフォームされた方の中心価格帯は20万円~40万円程度です。 

以前、実家のトイレの水流が弱くなり、詰まりの不具合がありました。設置から15年程度経過していたので、壁紙もフロアマットも含めたトイレのフルリフォームをする事に…。大きな出費になる為、業者3社に相見積もりを依頼した結果、同メーカーの同製品で本体価格はほぼ同価格でしたが、業者により工費に差があり、その中の一社は他社より20万円程度高く、金額差が生じていました。

相場費用や他社の見積もりを知らなかったら、一番高い業者に依頼していたかもしれません。20万円の差は大きいですよね。その分、自分の欲しいものが買えたり、好きな事が出来たり、貯金にも回せます。お得にリフォーム出来て良かったなと思いました。

 フルリフォームでまるで新築時のように生まれ変わった、実家のトイレは清潔感のある明るく快適で素敵な空間になり大満足!

 このようにトイレ交換の費用は業者によって差があります。自分が思っていた以上の大きな出費になるケースもあるようなので、後悔しない為にも事前に相場を知っておくことが大事です。

トイレを交換する際には、クッションフロアも一緒に貼り替えることをおすすめします。フロアは、思いの外、尿や水が飛び散って、アンモニア臭や菌が付着していていたりします。
また、長年使用してきたトイレの便器やタンクの重みを支えてきて、材質自体劣化しているので、色あせもあり見た目にも美しくありません。

トイレ交換時はクッションフロアを貼り替える絶好のタイミングです。
ほとんどのお客様が工事と同時に張り替えを希望されているので、棟梁ドットコムでは料金をセットにしてご案内しています。

トイレ交換とフロアの貼り替えで見違えるような見栄えになるので、清潔で気持ちも一新!快適に過ごせるようになるでしょう。

 トイレは使用頻度が高く、水を扱うので経年劣化、パーツの消耗など、日に日にダメージを受けやすいです。トイレのリフォームを考える場合、故障してからですと慌ててしまい、相場を十分に調べる時が無く、納得がいくリフォームができない可能性もあります。

不具合や気になる部分がある場合や、トイレの設置後10年以上経過している場合は、完全に故障する前にトイレのリフォームを検討されてみてはいかがでしょうか?毎日使用するトイレが清潔で快適だと、日々の暮らしも気持ちが良いものになります。居心地の悪いトイレを卒業してみては?

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